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車を持たないという選択

第10回メインテーマ 車を持たないという選択

まずは、ちょっと古いのですがイギリスのニュースを。
BPは8/23、英国の自動車ユーザー向けに、車の使用によるCO2排出量を相殺するプログラムを開始した。希望する自動車ユーザーが車種や走行距離に応じて相殺費用を支払うと、その資金はCO2排出量削減事業に投資される。
平均的なユーザーの支払いコストは年20ポンド程度という。
ユーザーは、BPが開設した専用HPで、所有する車から排出される年間のCO2量を計算できる。平均的な走行距離である1.6万キロの場合、CO2排出量は約4t。相殺費用は約20ポンドになる。
投資予定のCO2削減事業は、インドのバイオマス発電事業や、メキシコで実施される発酵した動物の排出物から出るメタンガスの回収事業など5件。
利用者が増えれば、投資する事業も増やしていく予定。
BPはこの仕組みを、英国の環境NGOの助言を受けて開発した。
運用状況は、企業やNGOの代表者、学者などで構成される独立した審議会が監視する。
BPでもこのプログラムの利用者がBPのガソリンを購入した場合、売上げの一部をCO2削減事業に投資する予定。
英国では運輸部門からのCO2排出量が22%を占め問題になっている。BPはこの仕組みを使い、排出量の相殺を目指す。(日経エコロジー)
※BP=ペトロルブ・インターナショナル株式会社。世界的オイルメーカー。


車はどれだけハイブリッドだ、星4つだ、リッター30キロだ(ウソだけど)と言っても、マイカーが存在するだけでCO2排出・環境によくないということは間違いない事実なのです。

「じゃあ、日本でもどんどん相殺する運動やればいいのにね。」という話は大企業に任せて、今日は『車を持たないという選択のすすめ』です。

本当はもっと後にと思っていた内容なのですが、ちょっと書きたくさせるお客様の出現があり急遽軽自動車連載中に挟んでみました。

しかし、欧米はよく走りますね。年平均1.6万キロですか。
日本に合わせて分かりやすく半分として、年8千キロ(月600キロ)走る方のCO2排出量は約2tになるのですね。
(第8回で書いた製造時の電力消費、CO2排出は含まず。)

そこで、車に乗るのは止めましょうというのは非現実的なので、どうせ買うなら軽自動車!という話を連載していたのですが、今回はもうちょっと理想的に『レンタカー・カーシェアリングで済ませませんか』という話です。

実は、弊社に「普段はバイクなのですが積雪のシーズンだけ車に乗りたくて車を探して。」というお客様が来店されたのです。
色々お話させていただいていると、「車には全くこだわりがない。70万くらい頭金で用意している。春になったらバイクに乗るから車は使わないので本当に何でもいい。」と言うお話でした。
すると、社長は速攻で「だったら、レンタカーにしたら?」とレンタカー会社を紹介したのです。
お客様も「今後どれだけ車が必要になるのかまだ分からないから、今シーズンはレンタカーで過ごしてみます。こちらの車屋さんに来てよかったです。」と言って帰られました。

この会社、「車屋なんだから、車を売れよ。」という社長じゃないところが大好きです。

また、「春になったら、またバイクに。」と言われるこのお客様も素敵です。

一般家庭において、車が使用されているのは1日平均にするとたった1〜2時間といわれています。(あとの22〜23時間は置きっぱなし・・・。)
また、7人乗りのミニバンに1人乗車が80%以上です。
車は非常に稼働率が低い耐久消費財なのです。そのため、その所有コストは割高になります。
そんなマイカーにかかるコストはリッターカーで、車の本体価格(1年あたり)、駐車場代、ガソリン代、税金などを合わせると、年に80万円にものぼります。
これをレンタカーに変えると、ガソリン代を引いて、レンタカー代を引いて、年に約50万円は得することになります。

最近のレンタカーは、数時間前でもインターネット予約で対応が可能になっていたり、シニア層やファミリー向けなどのお得なプラン、また、色々な割引など様々なプランが登場していたりします。

ただ、一般的に6時間以上からという料金設定が多いので、短時間の利用だと無駄が出ることもあります。
また、自分の使い方や時間、将来的な計画などを吟味して導入しないと逆にコスト高になることもあります。ので「じゃ、車売り払ってレンタカー生活だ。」とはなかなかいかないでしょうが。

ただ、それだけではない効果がレンタカー・カーシェアリングにはあるのです。それは、カーシェアリングの説明と合わせて次回に。
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